2008年2月19日

ドイツ史上最大の脱税事件が発覚するきっかけとなった、ドイツの脱税容疑者についてのデータを収めたCD ROMは、ドイツの対外諜報機関BNDが、500万ユーロ(約8億円)を払って、購入したものとわかりました。BNDにデータを売ったのは、リヒテンシュタインのLGT銀行で働いていた職員で、銀行から数100人のドイツ人の顧客についてのデータを盗みました。

しかしドイツの財務省は、「脱税を摘発するためには貴重なデータである」として、8億円の支払いは正しかったという立場を取っています。

これから、何百人というドイツの富裕層が、国税査察官の訪問を受けることになるでしょう。

このニュースが、今年のドイツでの経済ニュースのナンバーワンとなることは間違いなさそうです。